ひと昔前は家庭を持つ、車、マイホームを購入して一人前のような価値観がありましたが、昨今では車は贅沢品カーシェアだったり、マイホームは生活場所やスタイルも固定することになるので、賃貸を好む人もいます。会社員としての雇用されることから、本業+副業(複業)だったりSNSを利用して個人事業主として生計を立てる人もいるので、時代は大きく変わったと思います。ただ私個人としては会社員であればマイホーム購入派ですし、購入した経緯や育児家庭こそ気を付けるべきポイントをシェアします。
この記事のポイントは以下
- 育児家庭の観点でマイホームのメリットデメリットを知る
- メリットは生命保険になること、家に関する育児ストレスを低減することができること
- デメリットはトラブルがあっても転居しにくいこと、不動産取得税や固定資産税といった税金があること
- マイホームを買う場合、最適な間取りは子供の年齢によって変わること、変わる前提でマルチパーパスな使い方を考えること、先輩方の失敗談は何よりも貴重な情報。
- ハウスメーカーや不動産と良い関係なしに成功はない
育児家庭におけるマイホームのメリット/デメリット
メリット
もしもの時は生命保険になる
所帯を持つとまず考えるのは自分にもしもの事があった時だと思います。特に育児家庭で起こった際は、伴侶がいない状態で育児と仕事を強いることになるので、生命保険は必須だと思います。
前提に遺族年金を受け取るため、生活に必要な差額分は生命保険で補うのが一般的になります。
住宅ローンにおいて団体信用生命保険は一般的につけるもので、保証内容を手厚くすると利息が増えます。私の場合は、亡くなった場合に全額免除の一番シンプルなものにしました。
マイホームを購入しておくことで、亡くなった場合に返済の支払いをなくすことができ、そのまま家族は住み続けることができます。
賃貸を傷つける/お隣さんを気にするなどストレスを感じない
子供は目を離した隙に何をするか分かりません。壁への落書きや、床を傷つけたり何でもします。
(そういう私も壁に穴を開けたりしたことがあります)
賃貸は自分の所有ではないので、退去する際は現状回復するための費用が余計にかかる心配をします。
また賃貸アパートの場合子供が走り回ったり、泣いたりするとお隣さんに響いてないか気にします。
マイホームを購入することで、賃貸を傷つける、お隣さんへの迷惑といった育児におけるストレスを感じなくてよくなります。
デメリット
何かがあった際に転居しづらい
親の仕事であれば単身赴任などできますが、学校でのトラブルなどで環境を変えた方がいい場合は、基本家族で移動する必要があります。マイホームを持っていると賃貸に比べて手続き上と金銭面上で転居しづらいです。金銭面という意味では分譲マンションにおいて購入時より価値が上昇している可能性もあり、逆にリセールによって儲かる場合もあります。(土地の価格の変動による)
不動産取得税や固定資産税などの税金がかかる
賃貸と違ってマイホームは不動産を所有することになるので、税金が発生します。
不動産取得税は言葉の通り、取得時に一回だけ納める税金です。マイホームであれば軽減措置がありますので、そこまでの額の支払いは発生しないことが多いです。
一方で固定資産税にも軽減措置がありますが、新築戸建ては3年間、新築マンションは5年間の建物分の固定資産の1/2ではあるものの、固定資産税は保有し続ける限り納める続ける必要のある税金のため、負担が大きいです。なので固定資産税を含めて毎年毎月の返済や税金といった支出を加味することをおすすめします。賃貸の場合は家賃と更新料、マイホームの場合は、ローンの返済額と税金です。賃貸と同じ額でローンの支払いを組むと固定資産税の支払いが家計を一気に苦しめます。
マイホームの持つかは結局各家庭次第
育児家庭の視点でメリデメを書き出してみましたが、結局は各家庭次第だと思っています。我が家の場合は、将来の不確実さを考えるよりも今確実に満足をすることを優先し、注文住宅を購入しました。資産性という意味で注文住宅は、分譲マンションと建売住宅に劣り、住み替えることになった場合のリセールの価格はほぼ土地代にしかならないです。それでも、育児しやすい環境をつくることができる、折角なら家にこだわりたいという思いから注文住宅にしました。
マイホームで気を付けるべきポイント
メリデメで考えた結果、マイホームを購入するとした方々に対して、気を付けるべきポイントをシェアしたいです。
まずは資産性と便利さはどちらかを中心にするのかを選ぶ必要があります。育児における便利さは子供の遊び場や病院、安いスーパーが近いなど、都内へのアクセスとか駅近といった視点と異なると思います。しかし土地の価値は後者によって決まることがほとんどのため、育児視点で買ったマイホームはリセールに向かないと考えた方がよいです。あくまで私は育児の視点でマイホームを購入したので、その前提でのポイントをシェアします。
子供の年齢によって最適な間取りは変わる
0歳児の場合は常にお世話をするので、1部屋など小さい移動範囲で完結する方が便利です。特に寝室とLDKが離れていると寝ている赤ちゃんを連れて移動することになりますし、2階で家事もしないといけない時はまた連れて上にいくなどが発生します。我が家の場合は1階LDKの2階に寝室かつ1階のLDKを広くするために横に部屋をなくしたことで、0歳児の育児という意味で後悔しています。一方で家事は私がやることが多いので、赤ちゃんを連れて家事をするといったことには直面していないです。
2,3歳の場合は、なんでも自分でやりたがる、走り回るということから、死角をできるだけ作らない方がよいです。例えばペニシュランやアイランドキッチンはリビングから訪問者に足元等が見えにくいというメリットがありますが、逆に子供がキッチンで何をしているのかが見えないというデメリットにもなります。
小学生にもなると自分の部屋が欲しいとか、友達を家に呼んだり、中学生にもなると逆に家にいなかったりと子供の年齢によって家に対する要望が変わります。そのいいバランスを取っている汎用的な間取りが建売住宅で、自分好みに間取りを決める注文住宅は特化型になりやすく、失敗する可能性も高いです。金銭面的に余裕があればいっそのこと子育て期と子供が大きくなったら住み替える前提もよいかもしれないですが、大半の方は一つの家で上手く変化させることが必要になります。
マルチパーパスな使い方を考える
例えば戸建てを持とうとする人にありがちなのは、庭付きのお家です。目的が子供の遊び場であれば、小学生の低学年くらいまでしか使わないと思いますので、その後使う目的がないのであればつけるべきではないです。なぜならお庭のメンテナンスを怠るとすぐに草でいっぱいになります。
我が家の場合は、小さい頃の水遊びとかはインナーガレージでしています。日影になっていますし、風も入るので逆にお庭よりも良かったと思っています。
また子供部屋は壁で仕切らずに大部屋にし、みんなの寝室にしています。自分だけの部屋が欲しくなった時には壁の仕切りをつくり、子供が家を出ていたら、物置または子供が自分の家族を連れて遊びに来た時に泊まれる部屋などにする予定です。
上記は一例ですが、注文住宅を建てる際には今の使い方だけでなく、将来的な使い方を含めた設計をした方がよく、そのタイミングごとに用途を変えた使い方が出来ると良いと思います。
建売住宅やマンションでも間取りは決まっているので、どう使い方を変えていくかを考えることは大切だと思います。
先人の失敗を調べる
室内干し前提であればベランダは要らなかった、ランドリーとクローゼットは隣の方が良かった、収納スペースをもう少し多くしていれば良かった、客用玄関と家族用玄関を分けるくらいであれば玄関収納を増やした方が良かった、などトレンドを間取りに入れたけど住んでみたらこんなデメリットがあったなどは重要な情報です。家は基本的に一回しか買わないものなので、失敗はつきものです。ただ先人の失敗を学んでおくことで対策することができ、失敗を低減することができます。
SNS映えとか憧れを抱くよりも、現実的に失敗しない家づくり、家選びを心がけるとよいと思います。
各ライフステージとそれに合わせて無駄の少ない方法を考えること
これらのポイントはライフステージが異なれば、家に対する要望も当然変わります。それによって失敗したと感じることはマイホームを持つ人であれば誰でもあります。そのためいかに無駄を少なくすることを考えることが大切だと思います。SNSで憧れた家や間取りはいっぱいあって、そこにお金をかけることも悪くないと思いますが、将来住み続ける家に対して真面目に向き合えるのは自分たち家族自身です。ハウスメーカーや不動産の方々はプロとしてアドバイスが出来ても、我々家族のことを知っているわけではないので、自分たちがどうしたいかの家に対するコンセプト、そこから粒粒の要望を出していく、といったように自分たちがどう考えるかの意識の共有、そして良い関係を築くことが大切です。
マイホームを購入する場合はみなさんも成功だったといえることを願います。


